内科疾患の糖尿病における食事・運動療法

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内科医療大手町

最近では内科疾患の中でも糖尿病に対する意識が高まりつつあります。その中でも服薬以外で出来る自宅で意識しなければならない糖尿病をコントロールする方法について説明します。内科では肥満を伴う糖尿病患者で朝食前の空腹時血糖値が200~250mg/dl以下の症例では食事療法・運動療法が併用して行われます。適切なエネルギー摂取量は性別・年齢・体重・労働・症状・合併症を考慮して決定されるが、一日の摂取エネルギーは標準体重×身体活動量で計算されます。

食事療法での注意点は蛋白質・ミネラル・ビタミンなどをバランスよく摂取する事にあります。一定のエネルギー、栄養が満たされている範囲では、特に制限しなければならない食べ物はなく食べ物の選択には日本糖尿病学会から出ている食品交換表を利用するのが便利です。内科に行くと食品交換表についての説明や治療を受けることができます。次に運動療法ですが、運動療法の基本は運動による高血糖誘発の防止とエネルギー消費の亢進です。

このためには、運動強度の設定が必要です。運動強度は有酸素運動を設定し時間を30分以上かける事が望ましいです。高負荷の運動はカテコールアミン分泌により高血糖の状態を作ってしまう危険性があります。具体的には速歩・水泳・サイクリングなどの全身的運動であり1日100カロリー程度の運動を食後に行って食後の高血糖を予防する事が重要となります。

運動療法の効果は消費ネルギーの増加のみならず組織のインスリン感受性の亢進をもたらす効果も期待できます。

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