診療内科での認知行動療法

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内科医療大手町

うつ病やADHD・アスペルガー症候群など、精神認知機能の低下により、日常生活では問題なく過ごすことが出来るが、人間関係や社会性に問題が生じ、仕事や家庭・友人とのコミュニケーションが困難になる場合があります。他者から見ると、目に見える障害がないため問題視されない難しさのある問題です。そのような問題を解決する際に心療内科や精神内科で展開される治療を説明していきます。内科の分野では風邪や循環器などの問題を取り扱うとイメージされがちですが、このような目に見えない社会的な問題も取り扱われる場面があります。

そのような治療の中に認知行動療法という治療が一般的に展開されています。認知行動療法は考え方を変える心理療法として注目を集めている療法です。療法としてのポイントは、患者の話を良く聞き話している内に患者自身が自分の問題に気付き行動を修正していくというものです。このような問題は服薬では根本的な解決にはつながりにくく、患者自身の気付きが重要となります。

診療内科や精神内科で展開されており、認知行動療法は非常に高い効果があるとのエビデンスもあります。このような理論を応用したカウンセリング方法や人間関係のラポール形成などにも繋がる部分です。目に見えにくい問題は他者からの介入も必要ですが患者自身が問題を整理し、気付いていく過程が治療のプロセスということです。周囲との折り合いが付かない、社会性を指摘されて辛いと感じる方がいれば、まずは近くの病院に相談で解決のきっかけになります。

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