人間ドックというのは、自覚症状の有無に関係なく、自分の体の健康状態を知るためにいろいろな箇所の精密検査を行うものです。実施している医療機関は、総合病院や一部のクリニック、検診センターなどになります。自分が受けたいと思う項目を含むコースを選ぶようにします。人間ドックというのは受けるのはいいのですが、かなり費用が高くつくので迷う人もいることでしょう。
しかし、お金がかかっても受診しておくほうが病気を見逃さずに住むこともあるのです。日帰りの半日、一日のコースであっても、4~5万円かかるのが一般的ですが、医療機関によってはかなり幅があり、施設設備、さらには食事なども異なるのです。申し込み予約をして、後日検査キットや問診票などが送られてきたら、それに沿って準備をしていきます。検便や検尿は事前に採っておき、当日記入した問診票などと提出します。
人間ドックの当日、医療機関では受付を済ませて検査服に着替えて、検査をしていきます。まずは身体計測をして、血液検査、血圧、眼圧、視力検査、聴力検査、心電図などを行い、さらに胃のレントゲン検査、肺のレントゲン検査、内臓や器官の超音波検査などを行います。医療機関によっては、肺活量や骨密度を測定する場合もありますし、女性では子宮がんや乳がんなどの婦人科系の検査を行ったりする場合もあります。最後に検査結果を受けて、医師による健康指導などがあります。
異常がある場合には、再検査や治療になるので、健康保険証などを持参するといいでしょう。